燕・小川監督、これからの事を考えれば遊撃は広岡

真中満 キャンプ直撃
昨季はシニアディレクターだった小川監督(左)と、監督だった真中氏。会話が弾んだ (撮影・大橋純人)

 ヤクルト春季キャンプ(5日、沖縄・浦添)サンケイスポーツ専属評論家の真中満氏(47)が5日、昨季まで監督を務めたヤクルトの沖縄・浦添キャンプを訪問し、小川淳司監督(60)と対談した。7年ぶりの復帰が決まった青木宣親外野手(36)=前メッツ=が加わる打線についてや、先発ローテーション、期待を寄せる若手など…。新旧監督による腹を割った掛け合いをお楽しみください。

 真中氏――昨秋のキャンプからいろいろ取り組んできて、ここまでの感触は

 小川監督「みんな自主トレをしっかりやってきてくれたという印象。選手はしんどい部分もあると思うが、頑張ってくれている」

 ――まず投手から。外国人選手の起用法は

 「カラシティーが後ろ(抑え)で投げてくれたらな、という期待が一つ。あとは(手術明けの)小川と星が開幕からバンバンというわけにいかないので、ハフが先発に入ることでスタートした」

 ――カラシティーが固定できれば考えやすくなる

 「秋吉の場合は投げて調子を上げるタイプ。かっちり九回よりは(セットアッパーが)いいのかなという印象を持っている。石山もブルペンを見る限り非常にいい。中継ぎで七回とかにいければ」

 ――先発は小川と星が戻るまでやりくりしたい

 「ブキャナンは軸になって回ってもらいたい。あとは山田大がうまく入って頑張ってくれれば。それに今年は由規がすごく元気」

 ――野手は青木が加入した。打順をどこに置くのか楽しみ

 「どう思う? 監督をやっていたら?」

 ――僕は2番に入れたいですかね。監督は山田を1番に置きたいでしょうけれど、いろいろ兼ね合いもある。迷うところですね

 「青木の加入が決まってまずどうしよう、と思ったのが打順。1番か3番なのかなと。どちらかに置くとしても7、8番の出塁率が低いようだと…という思いもあって」

 ――あくまでバランスですからね

 「2番・川端というのがみんなのイメージだと思うんだけど、例えば2番に違う人を入れて7番に出塁率が高い人を、という考えもある」

 ――幅は広がります

 「打線としてどう考えるか。青木2番も一つの選択肢だね」

 ――あくまで僕が面白いかなと思っただけで、深い意味はありません(笑)。でも後ろが元気がなければ、青木と山田を並べても点が入らない

 「仮にバレンティン、畠山が4番にいて山田が3番でも、関係なく走らせていいかなと思っています。山田は盗塁成功率が高い。あとは7、8番は普通なら遊撃手と捕手だが、例えば中村2番とか(笑)。8番を遊撃で…」

 ――大引、西浦、広岡、奥村ら遊撃に誰を起用するかも注目している

 「何人かいる候補の中から絞れているのは事実。誰にしろ(打率は)2割5分くらいで、広岡はもう少し落ちるかもしれない。ただこれからのことを考えれば、我慢して使うのも…とも思う。オープン戦の結果、内容を含め判断していく」

 ――選手会長、主将を務める中村への期待値は

 「彼は先輩に対しても意見を言えるタイプで経験もある。いろいろと重荷かもしれないが、そういう自覚を持って投手を引っ張ってほしい。そこに加えて2番なんて言ったら、パニックになっちゃうかな(笑)」

 ――山田については

 「表に出すタイプではないが、今年もう一度成績を残すという思いが伝わってくる。“山田ありき”のチームといっても過言じゃない。人気、実力含め、彼には期待していかないと」

 ――今季に向けて

 「一つ一つ、必死になって勝ちにいく姿勢で、みんなで立ち向かっていきたい。先発投手には、どんなことがあっても五回までは代えない、責任を持って投げてくれという思いを持ってシーズンに入りたい。その試合だけでなく、これからのチームを考えたら、投手には我慢することも重要と思っている」

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