ワールドシリーズ第2戦(ブルワーズ5-4レイズ、24日、ミルウォーキー)レイズはブルワーズに4―5で逆転負けを喫し、対戦成績は0勝2敗となった。序盤に4点を先行しながらも守備の乱れから自滅。23歳の若き主砲、ジュニア・カミネロ内野手が味方のミスに対して激高する一幕もあり、チーム内に重苦しい空気が漂っている。
一回に4点を奪う理想的な展開だったが、逆転を許した。六回の守備では、ブルワーズのイエリチが放った飛球に対し、左翼手チャンドラー・シンプソン(25)がスライディングキャッチを試みたが落球(記録は安打)。守備の乱れで流れはブルワーズに傾いた。
シンプソンは俊足でレイズを牽引してきたスピードスター。今季レギュラーシーズンは打率・306、46盗塁をマークした。ポストシーズンに入ってからもレイズの躍進を支えてきたが、この日は本来のプレーができなかった。
この後、ベンチに戻って怒りを爆発させるカミネロの姿を中継のカメラが鮮明に捉えた。今季は42本塁打で名実ともにレイズの主砲へ成長を遂げた大砲。鬼の形相で激しい言葉を発する姿は、崖っぷちに追い詰められたチームへの強烈な危機感の裏返しだった。
カミネロは試合後、怒りを爆発させた場面について「チームを助けて、みんなの気持ちを奮い立たせようとした。とにかく、チームに元気を取り戻そうとした」と説明した。
レイズはシンプソンだけでなく、四回には一塁手アランダが適時失策。先発右腕ラスムセンも4点の援護をもらいながらピリッとしなかった。
カミネロは具体的なプレーには言及しなかったが、「我々は自分たちの役割を果たせていなかった。私は『アウトを取らなければならない』というメッセージを伝えようとしていたんだ。とにかく気持ちを切り替えて、自分たちのやるべきことをやるだけだ」と話した。
最高のムードで勝ち上がってきたレイズだが、ワールドシリーズではまだ攻守がかみ合わない。チーム初の世界一へ向けて逆襲なるか。