六回、同点打を放った佐野。手前はジャンプする小笠原(撮影・加藤圭祐) DeNAは2日、巨人16回戦(東京ドーム)に2-1で逆転勝ち。対巨人では今季初のカード勝ち越しを決めた。佐野恵太外野手(31)が六回に同点打を放つなど2安打1打点。深沢鳳介投手(22)は六回途中まで5安打1失点と力投し、7月5日にプロ初勝利を挙げてから3戦3勝とした。
集中力を極限まで高めていた。0-1の六回無死二、三塁。佐野は2球目、外角のチェンジアップを捉えてセンター前に運んだ。五回まで散発3安打に抑えられていた巨人・小笠原から3連打で追いつく。続くエンカーナシオンの犠飛で決勝点を奪った。
「積極的にいけたのがよかった。自分から仕掛けていけたのが、いい結果につながった」
そう胸を張った佐野は一塁上で行進をするポーズを披露。広島・広陵高時代に出場はかなわなかったものの「甲子園も始まりますし、高校時代の気持ちで」と明かした。5日に開幕する夏の甲子園大会にあやかった旬なセレブレーションを、神奈川・横浜高時代に春夏通じて2度出場の度会とともに考案し、1日の試合から実施。ベンチのナインも〝行進ポーズ〟をして祝福した。
六回、同点の中適時打を放ち、一塁上で行進するようなポーズをとるDeNA・佐野恵太=東京ドーム(撮影・荒木孝雄)六回、同点の中適時打を放ち、一塁上で行進するようなポーズをとるDeNA・佐野恵太=東京ドーム(撮影・荒木孝雄)佐野は小笠原と相性が良く、小笠原が米大リーグに移籍する前の2024年は10打数4安打で打率4割をマーク。2シーズンぶりの対戦で、一回にも中前打を放った。「狙い球が難しい投手だと感じた。いいイメージを持って打席に立てるように、と思っていた」と控えめに言った。
6月の月間打率は・206だったが、7月は打率・303と夏に入り調子を上げてきた。1月上旬から1週間、常夏のグアムで行った自主トレーニングでは午前中に3~4時間も走り込んだ。1月中旬以降は地元・岡山に場所を移し、連日2時間を超える打撃練習で体力をつけた。酷暑が続く中でも「体はめちゃめちゃ元気」という〝夏男〟だ。
連日の1点差ゲームを制し、対巨人では今季初のカード勝ち越し。相川監督は「みんなで戦った結果。次回以降の戦いに前向きにいける」とたたえた。4日からは首位阪神との3連戦(横浜)が控える。佐野は「チームとしていい成績で終われるように」と活躍を期した。(児嶋基)