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【球界ここだけの話(4221)】オリックス・片山楽生、悔しい一戦を乗り越え成長の糧とする

オリックス・片山楽生

7月24日のロッテ戦(京セラ)でオリックス・片山楽生投手(23)が今季初勝利を挙げた。1-2の九回に登板し、1回を無失点。直後の攻撃で野手陣が逆転サヨナラ勝ちを決め、白星が転がり込んだ。〝悪夢〟のような一戦から、中1日での出来事だった。

「もう、なんか逆に申し訳ないぐらいなんですけど。このあいだ試合も作れずに今日、勝ちがついたことは。でも、野手が本当打ってくれたんで。自分のやるべきことをしっかりやってチームに貢献していく。その結果がいい方向になってくれればいいなと、もう本当そこだけですね」

同22日のソフトバンク戦(みずほペイペイ)だ。先発した片山は1死も奪えず、3安打4失点で降板した。1-0の一回に安打と四球で無死一、二塁とされ、近藤に右前へ同点打。続く栗原には左越えに勝ち越しの二塁打を打たれ、あっという間に逆転され、三塁ベンチの岸田監督は継投を決断した。その後、救援陣は次々と打ち込まれ、チームでは10年ぶりとなる22失点の大敗。今季90試合目で自力でのリーグ優勝の可能性が消滅した。片山はその一戦を「悔しいのはもちろんなんですけど、やっぱり先発で(球数)13球で代わってしまったんで。自分のリズムがつかめないまま、悔いが残るというか未練というか。だからもっとやれたなっていう心残りがすごい大きかった」と振り返った。右腕にとっては忘れられない一戦となったが、チーム全体が「ああいう大敗したのに、いい意味であのネガティブな雰囲気をみんながぶつけてこないというか、次にこう向かいやすいような雰囲気作りをすごいしてくれていた」という。

片山は白樺学園高、NTT東日本を経て、2025年ドラフト6位で入団。主にロングリリーフとして存在感を見せてきた。だからこそ、「いきなり先発のようにっていうのはできなかったので、中継ぎのような調整をずっとしながらやってた」とリリーフの延長線上で先発マウンドに向かっていたが、結果が伴わなかった。そこで先発陣らに「勉強というか、聞きました」と助言を聞き、調整方法など自らの引き出しを増やした。

岸田監督にも「制球に困ることはあまりなかったので、なんかちょっと(投球フォームが)ズレているなというのがあって、結構探ってしまっていた」と相談すると、「(登板前の)エクササイズの段階とか、その準備の段階で見つめる部分があるんじゃない」と指摘されたという。

「(先発登板直前の)ブルペンに入ったときからちょっとズレを感じていたので、ブルペンに入る前の段階でいい状態を元々作れたらなっていう。完璧にいい状態が常に作れることは難しいとは思うんですけど、まあそこは僕自身も試して、合うもの合わないもの、こうしたらこうなるっていうところを、もっと突き詰めていかなきゃなってっていうのは監督と話して(感じた)」と気づきがあった。片山にとってはプロ野球の選手生活において一つきっかけにしたい一戦だろう。今後の飛躍に注目したい。(西垣戸理大)​

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