(セ・リーグ、DeNA3-11阪神、9回戦、DeNA5勝4敗、19日、横浜)阪神での現役時代、〝代打の神様〟として、虎党から絶大な支持を獲得し、2023年から日本ハムの1軍打撃コーチを務めたサンケイスポーツ評論家・八木裕氏(60)は、阪神打線と向き合う際のパ・リーグの投手とセ・リーグの違いについて言及した。
雨で流れた交流戦2試合が、予備日に入り、各打者は実戦勘を維持したままリーグ戦に突入できた。そのアドバンテージがそのまま結果に出た勝利だった。
はっきりしたのは、交流戦で戦ったパ・リーグの投手と違って、セの投手たちが阪神の中軸打者を怖がっているということ。意識しすぎて、変化球で逃げたりするシーンが随所にあり、その相対関係が続く限り、阪神が有利になるのは間違いない。普通に戦えば、十分に優勝を狙える戦力だと改めて感じた。
森下、佐藤の2人に関しては、パの投手に対しても結果を残していたので、この先もそう心配はいらない。特に佐藤は難しい球が来てもファウルで逃げて、変化球を拾える打撃を継続している。安定感は抜群だ。
2人の後ろの大山が、この日のように打点を稼げば、さらに「怖い打線」になる。夏場に向けて阪神投手陣に疲れが出ても、はね返せる打線だ。
唯一の心配は中野、森下、佐藤、大山と並ぶ4人のうち、誰かが欠けること。近本不在の今、この4人のコンディションを維持することが大切になってくる。(本紙評論家)