愛妻パワーで連覇へ! 阪神・村上頌樹投手(27)が19日のリーグ戦再開となるDeNA戦(横浜)での先発を前に、サンケイスポーツの単独インタビューに応じた。先発ローテの柱として5勝を挙げ、防御率1.84と安定感抜群の右腕。昨オフに結婚を発表した夫人との私生活についても明かし「メンタル面で落ち着ける。打たれても次の日まで引きずらなくなった」と存在の大きさを語った。最愛の伴侶の支えを力に変え、球団史上初の連覇に向けて腕を振り続ける。(取材・構成=秋葉元、原田遼太郎)
――ここまでの投球を振り返ると
村上「まあ、まあまあって感じですね」
――開幕戦はまさかの形でスタートした(注1)
「『今年もやるぞ』っていうところの2球目にホームランからスタートで自分としてはよくなかった。でも、ここまでしっかり投げられているので、まあまあ、いい感じじゃないかなと思っています」
――開幕直後、昨季と比べて歯車がかみ合わないという実感は
「四球が絡んでの失点もあって、そこら辺はうまくいってないなと。1回ゲームを壊してしまったんですけど、それ以外は全部クオリティースタートできている(注2)ので、自分としても評価してあげていいかなと思っています」
――今季ここまでで、印象的な1試合
「4月25日の広島戦(甲子園)の7回1失点の試合ですね。四回まで7安打を打たれながら粘って試合を作って、ハイクオリティースタート(先発で7回以上を投げ、自責2以下)までいけた。完封勝利もありましたけど、よくないときにゲームを作れたことが、自分としては評価してあげていいかなと思っています」
――リリーフ陣が昨季より苦しんでいる
「しっかり長いイニングを投げたいなとは思ってますし、自分がきついときに助けてもらわないといけないので。ここから先はリリーフも上がっていくと思いますし、信頼している。自分としては短いイニングで降りないことが大事。二、三回で先発が降りてしまうと、本当に迷惑がかかってしまうので」
――結婚発表後初のシーズン。結婚して変わったことは(注3)
「そんなに変わってない(笑)。家に帰って、奥さんが待っててくれてるっていう、本当にそれぐらいです(笑)」
――家でも野球の話はする
「よくしますし、(登板予定がない日に)家で2人でその日にやっている阪神戦を見ながらご飯を食べたりします。『今のはどういうプレー?』とよく聞かれるので解説して、一緒に楽しく見ています。最近は振り逃げを見て『なんでこの人は走ってるの?』と聞かれました(笑)」
――気分転換や気持ちの切り替えとして、家族の存在は大きい
「メンタル面で落ち着けるというか。それはうまくできるようになったと思います。打たれてしまった日は、前までは1人でずっと落ち込んだままでした。でも今だったら、直後はもちろん落ち込みますけど、家に帰れば気を使って『大丈夫?』と声をかけてくれるので、次の日まで引きずることはなくなりました」
――食事ではどんなメニューが並ぶ
「バランスよく、いろいろな栄養素が入っているものを考えて作ってくれています。体重が減ることはないですね」
――好きな手料理は
「全部おいしいですけど、つくねですかね! 大好きなのでよくリクエストしています」
――交流戦ではチームとして苦しい試合も多かった
「そんなに悪くはないと思っています。連敗することもあれば連勝することもあるので。そこまで全員引きずっていないですし、みんなそれを分かっていると思います」
――連覇の難しさは知っている。ここから先、大事になることは
「1人1人がしっかりと役割を果たしていくことが1番大事。全員個々の能力はもっているので、それがしっかり集結できれば、大丈夫だと思っています」
(注1)3月27日の巨人戦(東京ドーム)で2年連続で開幕投手を務めた村上は初回先頭打者のキャベッジに2球目を右翼席に運ばれた。6回3失点で敗戦投手となり、2年連続開幕戦で白星を挙げることはなかった。
(注2)村上は18日時点で12試合に先発し5勝4敗、防御率1.84。うち11試合でクオリティースタート(QS、先発で六回以上投げて自責3以下)を記録。
(注3)村上は昨年10月31日に球団を通じて結婚を発表。お相手は1歳下の一般女性。
★19日のDeNA戦で「いいスタートを」
リーグ戦再開初戦となる19日のDeNA戦(横浜)に先発する村上は甲子園でキャッチボール、ダッシュなどで調整。「自分がいいピッチングができれば、(チームは)いいスタートが切れると思う」と意気込んだ。交流戦は6勝12敗。勝率・333は球団史上最低勝率だった。チームを再び上昇機運に乗せることがエースの役目。「夏場は苦手じゃない。体重がめちゃくちゃ減ることもないし、投げるのは大丈夫です」と頼もしかった。