九回2死一塁で空振り三振に倒れる阪神・立石正広=甲子園球場(撮影・森田達也) (日本生命セ・パ交流戦、阪神0-1西武、3回戦、西武3勝、16日、甲子園)現役時代は南海、西武に所属し、引退後は西武、ダイエー、阪神の3球団でヘッドコーチを務めたサンケイスポーツ専属評論家・黒田正宏氏(78)は4三振を喫した阪神D1位・立石正広内野手(22)=創価大=に言及した。
西武は登板した投手が全員、球威があるし、制球も素晴らしかった。交流戦優勝にふさわしい投手陣だ。阪神打線が苦労したのも仕方がないが、その中で4三振のルーキー立石に触れたい。
タイミングが全く合わない空振りもあった。声を上げたくなるような鋭いスイングもあった。ただ追い込まれると、中途半端なスイングになってしまうケースが目立った。狙い球と違った時にバットを止められること。見極めるようになること。それさえできれば心配はいらない。
4三振を気にする必要はない。この先も、何度もあるだろう。深く考える必要はない。そんな時間は、この先対戦するであろう相手投手の研究に充ててもらいたい。守備は合格点、肩は一級品。それ以上に打撃の非凡さは、スイングを見ただけで伝わってくる。
阪神ベンチは我慢して使い続けてもらいたい。「使って育てる」。今の立石に一番必要なのは実戦で経験を積むことだ。