(セ・リーグ、巨人3ー6阪神、11回戦、阪神7勝4敗、24日、東京D)現役時代は南海、西武に所属し、引退後は西武、ダイエー、阪神の3球団でヘッドコーチを務めたサンケイスポーツ専属評論家・黒田正宏氏(78)は阪神・才木浩人投手(27)に言及した。
才木は梅野とバッテリーを組むことによって、完全に調子を取り戻した。もともと、真っすぐとフォークで抑え込むタイプだが、そこにスライダーを組み合わせる梅野のリードが光った。さらに、この日は縦の大きなカーブを有効に使っていた。力勝負から、緩急を使う投球への変化が、相手を惑わせた。
特に目を引いたのは、キャベッジ、ダルベックの両外国人への攻め方。パワーがあり、最も警戒すべき2人に対して、ピンチを迎えての配球は興味深かった。六回に1点を返されて3点差になり、なお1死一、三塁。キャベッジには3球すべてフォークで空振りの三振。ダルベックには初球カーブで入って、そこから4球連続フォークで空振り三振。自慢の真っすぐを1球も投げず、特にボールになるフォークをうまく使った。バッテリーの研究の勝利だろう。
この両外国人への配球は、交流戦のヒントになる。真っすぐ系に強いパ・リーグの中心打者には、今回の才木の緩急の投球は効果的なはず。交流戦には苦労している阪神だが、今季の才木VSパ・リーグに注目したい。