マリナーズ戦の九回、四球を選ぶホワイトソックス・村上宗隆=シアトル(共同) 【シアトル(米ワシントン州)19日(日本時間20日)=丹羽政善通信員】大リーグ、ホワイトソックスの村上宗隆内野手(26)はマリナーズ戦に「2番・一塁」で出場し、2打数無安打2四球。連続安打こそ4試合でストップも、九回の四球が2-1の逆転勝ちを呼んだ。試合前にはマリナーズ会長付特別補佐兼インストラクターのイチロー氏(52)とあいさつを交わした。
0-1の九回。村上は「先頭だったので、まず塁に出ること」と、自らに言い聞かせながら打席に向かった。明暗を分けたのは1ボールからの2球目。ストライク判定も「ボールだな」とすかさずチャレンジ。判定が覆り、その後もボールを見極めて四球を選ぶと、代走を送られた。チームはここから死球に重盗を絡め、連続適時打で逆転。村上は笑顔でダッグアウトを飛び出した。
「すごく、うれしいですね」
練習前にはもう一つうれしいことがあった。イチローさんへのあいさつだ。その様子はホワイトソックスのSNSでもすぐに拡散されたが、村上は「小学校の頃からの憧れでしたし、WBCも見てましたし、もちろん、メジャーで活躍する姿も見ていたので、お会いできて本当に光栄でした」と話し、続けた。
「本当に小さい頃から見ていた選手と、マリナーズの球場でお会いできるというのは、自分の中では、すごい感慨深かったですね」
勝利によってイチローさんへのあいさつが、より思い出深いものとなった。
★マリナーズは村上を警戒していたが…
六回2死二塁で村上が打席に入ると、マリナーズのウィルソン監督が動き、左のフェレールをマウンドに送った。先発のミラーが被安打1と好投していたが「村上と3回も(同じ投手に)対戦させるのは危険だと思った」と指揮官。強い警戒とともに、しっかり三振に仕留めて継投に成功したが…。九回は先頭の村上を歩かせたことで、逆転を許してしまった。