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【虎のソナタ】昔も今も変わらぬトラ番の悩み さぁGW9連戦…先発投手読み切らないと

甲子園でのジェット風船は、みんなでタイミングを合わせましょう!

(セ・リーグ、阪神1-0広島、5回戦、阪神3勝1敗1分、26日、甲子園)甲子園が悲鳴に包まれた。近本が死球を受けて交代。試合には勝ったが、スッキリしない試合後になってしまった。

そんな近本が甲子園での六回表の攻撃終了後、ビジョンから大観衆に訴えかけている。

ジェット風船は七回表の攻撃が終了してから膨らませてください、と。慌てて膨らませなくても七回裏の一斉の〝風船飛ばし〟には間に合いますよ、と。

早くに膨らませると、観衆の視界を妨げ、試合を見られないという苦情があったり、破裂音が気になるという選手やファンの声があったり。

ルール順守を訴えかけたら、令和の時代の品行方正な虎党ならしっかり守るんだろう…と思っていたのだが、これが大間違い。

26日も記者席からトラ番・萩原翔、秋葉元と並んで確認したが、確認する以前の問題。七回表の広島が1死となった時点で、ほぼ90%のファンは膨らませ切っていた。開幕以来、この状況は変わらない。

球場側としては、非常に困った状況。苦慮しているらしい。ただ、コロナ禍以前は、普通に七回表から膨らませていたし、パンパン割れる音も響き渡っていたし、令和の風船状況も、虎ソナに言わせれば、「昔と全く変わっていないなぁ」という印象。虎党でもある萩原が興味深いことを言っていた。

「衛生面を考慮して専用ポンプで膨らませるんですが、大家族の場合、専用ポンプ1台だと間に合わないらしいです」

七回表の攻撃が終わって、そこから膨らませ始めても、1台のポンプでは10人家族(?)だと…という理屈らしい。

平成や昭和の時代は、破裂音に文句を言う人も少なかったし、令和もそのうち慣れるんじゃないかなぁと思ってしまう。ほぼ誰も守っていない状況を見て、〝まあ、ええやん〟と思うのだ。叱られるかな?


令和と昔の違いといえば、試合前のトラ番たちの会話が興味深かった。

「なかなか、読めなくて。5月に入ると9連戦があるから、ますますややこしいです」

萩原がこぼす。

「3人が同時に同じ動きで調整するんですよ」

難解さを追加説明してくれたのが先輩トラ番・中屋友那。先発投手の予想の話だった。

予告先発なんだから、いいじゃないか!とはいかないのがトラ番。1週間先まで読み切るのが責務といっていい。藤川阪神になって、特にかく乱してくるという。

予告先発のない時代は大変だった。試合前のメンバー交換で、相手の意表をついたら、その時点で大きなアドバンテージ。もちろん、先発予想を外したら担当記者は上司からメッチャクチャ怒られた。

意地の悪い(?)部長がいて、毎月、担当記者の先発予想的中表を作成して、部会で配られた。

強いチームはローテが安定するから当てやすい。ところが、隣にいた弱いチーム担当のH記者は的中率25%。大説教を食らっていた。

「ブルペンに入ったかどうか? 走る距離はどうだったか? 見極めるポイントを教わりましたが、ホント、分からないです」

トラ番1年生・秋葉は困った顔をしていた。

昔と変わらぬトラ番の姿を妙にうれしく感じた、令和の1日でした。

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