(セ・リーグ、阪神1ー0広島、5回戦、阪神3勝1敗1分、26日、甲子園)現役時代は南海、西武に所属し、引退後は西武、ダイエー、阪神の3球団でヘッドコーチを務めたサンケイスポーツ専属評論家・黒田正宏氏(78)は通算100勝に到達した阪神・藤川球児監督(45)に言及した。
藤川監督、セ・リーグ最速タイの100勝到達、おめでとう。藤川投手が入団後に苦労している時代、JFKの七回を託されていた時代、守護神の時代はコーチ、フロントとして見ていた。その後も評論家として見守ってきたが、常に自分が与えられた役割を、責任を持ってやり抜く信念を感じさせてくれる野球人だ。
監督としても、こうすべきと確信すれば、徹することができる。たとえば一回の中野の送りバント。何でもできる場面だが相手先発が栗林。難敵の場合は絶対にブレずに送ってくる。救援の起用法も、絶対に3連投はさせない、疲れを察知すれば無理に投げさせない、という方針を貫いている。簡単なようで、意外に難しい。この日も岩崎ではなく迷いなくドリスを送り込んだ。
石井、及川を欠く中で、やりくりは大変だが、徹することで結果を残している。死球を受けた近本の状況が心配だが、逆にいえば藤川監督の腕の見せどころではないか。ぜひ「連覇」という結果を見せてもらいたい。