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【小早川毅彦の打診球診】第4戦から明らかに元気がないドジャース、第6戦敵地で気持ちの切り替えを

ブルージェイズ戦の3回、空振り三振に倒れるドジャース・大谷=ロサンゼルス(共同)

ワールドシリーズ第5戦(ドジャース1-6ブルージェイズ、ブルージェイズ3勝2敗、29日、ロサンゼルス)ドジャースは散発4安打で、ソロ本塁打による1点のみに終わった。7回で12三振を奪ったブルージェイズの先発、イエサベージの投球をほめるしかないだろう。

22歳のルーキー右腕は193センチの長身に加え、頭の上から投げ下ろす打ちづらいタイプ。もともと制球に難がある投手だが、4回を投げて3四球を出した第1戦とは比べ物にならないほど制球がよかった。

高い角度から球がくるので打者はスプリットも真っすぐに見えて、見極めが難しかったと思う。両打ちのエドマンはデータから被打率が高い右打席に立っていたが、この日の投球だと右打ちも左打ちも関係なかった。その中で、大谷は第3打席にスライダーを捉えて、右翼へ鋭い打球を飛ばした。バージャーの好守で右飛に終わったものの、状態は悪くない。

それにしても、ドジャース打線は延長十八回の長丁場になった第3戦の影響が出ているのか、第4戦から明らかに元気がない。十八回まで戦ったのは相手も同じだが、ドジャースは本拠地で気を張って、絶対に負けられないというプレッシャーが大きかったはず。同じ道を歩くにも相手は平坦(へいたん)、ドジャースは坂を上るような感じで、肉体的な疲労が残っているのかもしれない。

王手をかけられて、第6戦は敵地トロントでの試合になる。長距離移動はあるものの、場所が変わるのは気持ちを切り替えるのにいい機会。悪いことばかりではない。

この日はベッツとスミスの打順を入れ替え、9番には不振のパヘスに代えてコールを起用と手を打ってきた。コールは四球を選んででも出塁しようとする選手だから、走者を置いて大谷につなげたいという首脳陣の意図は理解できる。しかし、コールは本来、試合の途中から出場する選手。それならば、左打ちで足も速い金慧成(キム・ヘソン)を推したい。(サンケイスポーツ専属評論家)

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