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【藪恵壹 闘球論】短期決戦で再度先発を任せられない阪神・デュープ、7戦目はブルペンデーも…それでも阪神有利

二回途中降板のた阪神ジョン・デュプランティエ=みずほペイペイドーム(撮影・長尾みなみ)

(SMBC日本シリーズ2025、ソフトバンク10-1阪神、第2戦、1勝1敗、26日、みずほペイペイ)阪神で1994年に新人王に輝き、米大リーグのアスレチックス、ジャイアンツ、楽天と渡り歩き、日米通算91勝をマークしたサンケイスポーツ専属評論家の藪恵壹氏(57)が二回途中7失点降板の阪神ジョン・デュプランティエ投手(31)に言及した。

予想を覆して、勝負手のような先発デュプランティエは大誤算だった。力強いホークス打線に対して、力のある球に託したのだろうが、あれだけ変化球、特にスライダーでストライクが取れなければ、話にならない。そして、勝敗を分けたのが2死一、二塁で栗原を迎えた場面だ。初球のナックルカーブはボール気味だったが、栗原が手を出してファウル。これによバッテリーは「ひょっとしたら使えるかも」と判断し、1ボール2ストライクからの5球目、勝負球で再びナックルカーブを選択した。いいコースに決まってくれれば…サインを出した坂本も祈ったのではないか。

ところが完全に裏目だった。それまでストライクゾーンに行かなかった得意球が、この時だけ甘くストライクゾーンに入った。栗原が見逃してくれるはずがない。右前へ同点タイムリーになった。直後には山川に右中間へ2点二塁打。変化球が入らず、苦し紛れに投じた真っすぐが通用するほど、日本シリーズは甘くない。完全に流れはソフトバンクに傾いてしまった。

デュプランティエを見る限り、短期決戦で再びの先発は任せられない。ただ、阪神の投手陣は豊富。3戦目以降は才木、高橋、大竹、村上の先発が濃厚だが、7戦目にもつれても、伊藤将の選択肢もあるし、救援陣の層の厚さを考えるとブルペンデーでも十分だ。1勝1敗になったが、阪神が有利だとみる。

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