仕事や勉強時間以外のスマートフォンやゲーム機などの使用目安を、1日2時間以内とするよう促す愛知県豊明市の条例が1日施行され、同市は市内の小中学校に通う子どもと保護者に宛て、協力を呼びかけるメッセージを送った。市によると、全住民を対象とし、使用目安を示した条例は全国初。罰則がない「理念条例」だが、市内外から「なぜ役所が決めるのか」といった批判が相次ぎ、住民の理解と実効性確保が課題となっている。
市内の小学校高学年と中学生全員に、1人1台配布しているタブレットを使い、メッセージを送信。スマホなどについて「夜遅くまで、長い時間使っていませんか?」と問いかけ、睡眠確保のため、使用の目安を小学生は午後9時ごろ、中学生は午後10時ごろまでとするよう勧めた。保護者には、家族で話し合うよう促すメールを送った。
条例は、スマホなどを生活必需品と認める一方、過度な使用は睡眠時間減少につながり、家族の会話が短くなると指摘。9月22日、市議会の賛成多数で可決、成立した。
効果などの検証を求める付帯決議が付き、市は1日、あらかじめモニターとして登録していた市民約250人に、条例によってスマホなどの使用時間に変化があったかなどを聞くアンケートも始めた。