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【球界ここだけの話(3883)】ヤクルト・大西広樹が好結果を残し続けられる理由は昨季と「真反対」な考え方

ヤクルト・大西広樹

リーグ最下位に沈むチームで、奮闘している。ヤクルト・大西広樹投手(27)は27日終了時点で、37試合に登板し3勝1敗4セーブ、12ホールド、防御率0・50の好成績。勝ちパターンの一角としてブルペンを支える大きな存在だ。

6年目の今季は、春季キャンプから2軍スタートで、状態がなかなか上がらない時期もあって開幕も1軍にはおらず、初昇格は5月7日。長く2軍で調整している間に気づきがあった。

「去年は球速を上げようとして成功した。打たれることもあったけど、打ち取れているところもあった。力任せじゃないけど、球に自信はあったので、『打てるもんなら打ってみろ』というぐらいの強い気持ちを持っていたので、メンタル的にも充実していたのかなと。今年は球を速くしようって取り組んで、キャンプ中から平均球速を150キロに乗せようとしていたけど、乗らないとわかった」

リリーフ投手にとって球速、直球の力強さは重要。大西は1年目のオフから球速アップに取り組み、順調に成長してきたが、ここにきて壁を感じ、考えに変化があった。

「今年に入って力めば力むほどコントロールが悪くなるなというのはわかりましたね。去年もコントロールは全体的にまとまっていたので、初球からストライクもファウルが取れていた。今年に関しては空振りを取れる球を、となったときに、スライダーやフォークを選択できるようになってきたので、1軍でも生きているのかなと」

昨季はチームトップの60試合に登板し、今やヤクルトにとってなくてはならない存在。それでも、厳しいプロの世界を生き抜くために、変化をしながら進化を続ける。

「去年とは真反対ですね。去年はパワー系に走っていました。今年のほうが視野が広く感じますね。めっちゃ冷静になろうと思うし、石川さんがよく『ダメな時こそどう工夫して抑えられるか。いい時なんか絶対何投げてもうまくいくから』って言われるんですけど、毎日登板機会があるかもしれないという中で状態が上がってないというのは自分でもわかっている。じゃあ、できることは何かという中で、その日その日でやっていっている感じですね」

自分の力と胸にある自信を持って投げ続けていた昨季から、力に頼らず冷静に状況を判断し、さまざまな球種で抑えにかかる今季。考え方の変化が、大西の好投を産んでいる。(赤尾裕希)

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