松商学園の先発・加藤高慎=甲子園球場(成田隼撮影) 第107回全国高校野球選手権大会第7日第2試合(12日、岡山学芸館3-0松商学園、甲子園)18歳初登板はほろ苦いものだった。松商学園・加藤高慎投手(3年)は7回を4安打2失点で試合を作ったが、チームを勝利に導けず、「序盤はストレートが高めに浮いて、ボール先行になってしまった。先制点を取られたことで相手に流れがいってしまった」と悔やんだ。
2007年8月11日生まれ。組み合わせ抽選の段階ではバースデー甲子園登板となるはずだったが、天候不良で10日の試合が順延となったことで、18歳の誕生日から1日遅れでの登板となった。11日はチーム宿舎でバウムクーヘンで「18」と模したバースデーケーキが用意され、仲間から祝福を受けた。この日も二回の第1打席ではアルプス席から♫ハッピーバースデー♫の演奏が流れた。
「松商の〝1〟を背負って甲子園のマウンドに上がるのが親との約束だったので、それは果たすことができた。今日の悔しさは後輩たちが引き継いで、明日から練習してくれると思う」。自身の今後については、大学には進学せずに、長野県内で就職予定。「自分の実力では大学野球では通用しない。野球を嫌いになるのはイヤ。野球を好きなままでいたいので、就職します」と話した。