大相撲名古屋場所4日目(16日、IGアリーナ)平幕平戸海(25)が金峰山(28)を寄り切り、初白星を挙げた。
NHKでラジオ解説を務めた師匠の境川親方(62)=元小結両国=は、「肩に力が入ったような相撲を初日から取ってるんですよね。一生懸命、この体で相手は自分より大きいわけですから、必死に取ってますけど、きょうは最後、まわしを引いてからはあごも引けてたんですけど、ちょっとあごが上がる場面がこの3日間、多かったんでね。そこんとこは言ってたんですけど、連敗から一つ勝てばまた動きも変わってくるんじゃないでしょうかね」と期待していた。
■境川 豪章(さかいがわ・ひであき)本名・小林秀昭。昭和37(1962)年7月30日生まれ。長崎市出身。日大相撲部から昭和60年春場所に幕下付け出しで初土俵。62年名古屋場所新小結。平成5年初場所前に現役引退し、年寄「中立」を襲名。10年5月に出羽海部屋から独立して部屋を設立。15年1月に年寄「境川」を襲名し、部屋名称も変更。大関豪栄道や関脇妙義龍らを育てた。