DeNAは四回、牧秀悟が二盗失敗=マツダスタジアム(撮影・甘利慈) (セ・リーグ、広島0-1DeNA、12回戦、DeNA7勝5敗、15日、マツダ)八回2死満塁。DeNA・東が力のあるツーシームで菊池を二飛にねじ伏せ、桑原のひと振りによる得点を守った。1-0という、絵にかいたような、しびれる投手戦をモノにする。これぞエースの仕事だ。
ただ、最少得点で終わった裏に、もったいなさの残る攻撃があったことも、指摘させてもらう。
四回1死一、三塁。打席には5番・宮崎。その初球、一走の牧が二盗に失敗。タイミングからして完全にアウトだった。
なかなか点が取れない現状で、なんとか突破口を、という気持ちはわかる。チームに足を使う意識が芽生えているのは事実だし、牧も昨年から積極的に走っている。
それでも牧の今季盗塁成功率はここまで5割だった。僅差の展開で盗塁を仕掛けるのであれば、成功率は7~8割くらいないと厳しい。あそこは宮崎のバットに託す場面だったのでは。
苦しいときに無理に動くと余計、深みにはまる。我慢すべきは我慢し、制止すべきは制止する。阪神追走へ、必要以上に焦らないことだ。(サンケイスポーツ専属評論家)