七回、右手を直撃した打球をすぐさま拾い上げた才木。執念の投球だったが…(撮影・松永渉平) (日本生命セ・パ交流戦、阪神1-3ロッテ、1回戦、ロッテ1勝、17日、甲子園)虎戦士よ、奮い立て!! 阪神はロッテに1―3で逆転負けし、3年ぶり、交流戦では初の7連敗を喫した。七回に才木浩人投手(26)が右手に打球を受けながら志願して続投したが、5試合、37イニングぶりに失点して負の流れを止められなかった。2位DeNAとは依然2・5ゲーム差ながら、これ以上負け続ける姿は見たくない。
志願の続投も実らなかった。才木は右手と腰に打球が直撃するアクシデントに見舞われながら熱投したが、七回途中3失点で無念の降板。チームの連敗を止められず、自身の2023年からの交流戦での連勝も「6」でストップ。ベンチで敗戦を見届けると、悔しさをにじませた。
「投げ切りたかったですね。いかせてもらったので。先制点をもらった後、守り切れなかった。申し訳ない」
1-0の七回。連打と犠打を決められて1死二、三塁とされると、高部のライナーが右手を直撃した。すぐに転がったボールを拾い上げて三走を挟殺した後、治療のためにベンチへ。痛みをこらえて再びマウンドに上がったが、投球練習の初球が高めに浮いてバックネットを直撃。明らかに影響はゼロではなかった。
2死二、三塁で代打・角中のゴロを今度は腰に受けた。適時内野安打で同点とされ、5月13日のDeNA戦(ハードオフ新潟)の七回以来、5試合、37ニングぶりの失点を喫した。手負いでも、追い付かれても続投したが、続く藤原に左前への勝ち越し2点打を浴びて無念の降板となった。
チームは敵地で西武、楽天に一つも勝てず6連敗。石井を負傷離脱で欠いている中継ぎ陣が崩れ、球団では49年ぶりの5試合連続逆転負けも喫した。才木は前回、10日の西武戦(ベルーナ)では無失点も6回降板。投手陣が苦境の中で「自己申告してでもイニングを投げたい」と、自らを奮い立たせて上がったマウンドだった。五回までは二塁を踏ませず、六回までは無失点。23年から3年連続のロッテ戦での完封勝利への期待が高まる中、七回につかまった。