(日本生命セ・パ交流戦、巨人-日本ハム、2回戦、18日、東京D)アタタタタターッ! 「巨人のケンシロウ」がすっかりチームに定着してきている。13日に支配下登録され、14日に1軍に合流した未来の大砲候補。三塚琉生(るい)外野手(21)は太く、りりしい眉毛がトレードマークの風貌から、人気漫画「北斗の拳」の主人公「ケンシロウ」の愛称で親しまれている。
〝名付け親〟は矢野2軍打撃チーフコーチ、鈴木2軍外野守備兼走塁コーチだという。「初めて会ったときから『ケンシロウ』って。2軍に来てから言われるようになった」。同作を読んだことがなかった2004年生まれの21歳は「最初はピンとこなかった」と笑う。それでも、次第に選手、スタッフ間に浸透。打席の登場曲も同アニメのテーマ曲「愛をとりもどせ!!」(クリスタルキング)が採用された。
群馬・桐生第一高から23年に育成ドラフト6位でプロ入りした。3年目の今季は春季キャンプ3軍スタートも、金城3軍野手総合コーチに打席での考え方について指導を受け成長。「ケンシロウ」となった2軍昇格後はイースタン・リーグで打率・357、4本塁打、11打点と「北斗神拳」さながらの破壊力を見せつけ、支配下切符をつかんだ。
1軍投手の高いレベルに苦戦しながらも、いつかは「あべし!」と言わせるその日まで、若武者は成長を続ける。この日はベンチで出番に備えた。