ジャイアンツ戦の5回、左前打を放つドジャース・大谷=ロサンゼルス(共同) ドジャース5―4ジャイアンツ(15日、ロサンゼルス)米大リーグ、ドジャースの大谷翔平投手(30)がジャイアンツ戦に「1番・DH」で出場し、3打数3安打2得点。2試合連続の4出塁でチームの連勝に貢献した。パドレス戦に続く首位攻防戦でシリーズ勝ち越しを決め、首位をキープした。
この日は「父の日」で、バット、スパイクを水色で統一して打席に入った。一回の第1打席は初球を捉え、右前打。二回2死の第2打席では四球で出塁し、五回の第3打席は左前打。七回には一塁への内野安打を放ち、5月18日のエンゼルス戦以来、今季8度目の1試合3安打とした。
試合前には、大谷の投手復帰が大幅に前倒しされる可能性が浮上した。ロバーツ監督が試合前に取材対応し、次のライブBP(実戦形式の打撃練習)登板が最後になるかと問われ「おそらくそうなる。彼は復帰に意欲的ですごくワクワクしている状態」と明かした。
大谷の投手復帰は当初、7月15日(日本時間16日)のオールスター以降に照準が当てられていた。ロバーツ監督も慎重姿勢を崩さなかったが、大谷の意見で考えを軟化させたもようだ。指揮官によると、大谷は『ライブBP登板』と『実際の試合の登板』で負荷に大きな差があり、その負荷を実際の試合で体感したい意向を伝えたという。
続けてロバーツ監督は「その日の疲労とどう向き合うかを実感している状態。直近の3回想定の登板を見ても、ダブルヘッダーをこなしたようなもの。だからそれなりに負荷がかかっている」とし、投打、別々の〝出場〟より、投打同時出場の方が負荷も減らせる可能性があると考えているようだ。
大谷は現状、最長のイニングが3回だが、指揮官は「彼が何かを与えてくれるなら全てがプラスになるという考え方を持っている。1、2回でも先発で投げてくれれば、それだけでチームにとって価値になる」と強調。大谷は二刀流登録のため、13人の投手枠を使わずに起用することができる。わずか数イニングでもスネル、グラスノー、佐々木、ゴンソリンを欠くドジャース先発陣の中では貴重な存在になる。
そして同監督は「われわれは翔平の声にしっかり耳を傾けようとしている。彼は唯一の(二刀流)経験者でもある。この組織にとって初めてのプロセスで、かなり慎重にステップを踏んできた。その時が近づいてきていて、みんなが興奮し始めている」と話した。14日の試合後、大谷は「十分に試合に投げられるレベルには近づいている」と仕上がりに自信を見せていた。