オランダ戦に臨んだ日本の選手(volleyball world提供) バレーボール・ネーションズリーグ男子第1週(15日、中国・西安)前年準優勝の日本の1次リーグ第4戦。昨夏のパリ五輪7位で世界ランキング5位の日本は同14位のオランダにストレート勝ち。第1セットを25-18で先取。第2セットは25-23、第3セットを25-18でストレート勝ちした。日本は通算成績を3勝1敗とした。
ミドルブロッカー(MB)陣が猛アピールだ。セットカウント2-0の第3セット、18-15から西本圭吾(広島T)が相手のアタックをシャットアウト。19-15から連続でブロックを決めると、雄たけび上げて会場をあおった。
「出場するかしないかは誰にもわからないこと。でも自分は出場するためにリザーブゾーンでアップをしていました。その心の準備が大事」
ここまで4試合で先発出場はない。それでも、この日も途中出場すると、身長189センチとMBとしては小柄ながら昨季SVリーグのトップブロッカー賞を受賞した西本は、平均身長2メートル超えのオランダを相手に体格差を感じさせない活躍。「これも僕の1つの武器」と自認するド派手なガッツポーズでチームを盛り立てた。
この試合で初先発すると、チーム2位の9得点と同じく持ち味を発揮したのが身長205センチの佐藤駿一郎(名古屋)だ。「スパイクは自分が得意なプレー。それを試合で出せたのは良かったし、ブロックでも要所でタッチやポイントでも取れた」。スピードに優れたクイック攻撃で相手のブロックを翻弄し、ブロックでも高さを生かしてしぶとくアタックに食らいついた。
世界の高さに対しても動じることはない。昨季はフィンランドリーグでプレーした佐藤が「僕自身も高さでは劣っていないと思っている。ブロックでもスパイクでも通用していたので、脅威はそれほど感じなかった」と胸を張れば、西本も「超えられない壁はないと思っている。自分が成長するチャンスととらえて、どんな高さでも負けずにやっていこうと思っています」と頼もしい。
若手中心で挑んだ中国ラウンドにはパリ五輪でMBの主力を担った山内晶大(大阪B)、小野寺太志(サントリー)、高橋健太郎(愛知)の3人が不在。そんななかで26歳の西本と25歳の佐藤が存在感を示した。