三回、3試合連続の先制打となる左前適時打を放つ森下(撮影・松永渉平) (日本生命セ・パ交流戦、楽天 3-2 阪神、1回戦、楽天1勝、13日、楽天モバ) 阪神は楽天戦に2-3で敗れ、今季2度目の4連敗。4戦連続逆転負けは2006年以来、19年ぶりとなった。森下翔太外野手(24)は3試合連続の先制打を放ったが、九回の一打逆転の絶好機で凡退した。
口惜しい結果に、思わず仙台の空を仰いだ。最後の場面で出せなかった一本。悔しさを抱いて球場を後にしたが、この日も森下のバットが最初の得点を生んでいた。
「先制のチャンスだったので、打つことに集中して打席に入れました。しっかりコンタクトできましたし、得点につながってよかったです」
楽天の先発はハワード(前ガーディアンズ)。来日から無敗の助っ人に二回まで封じられていたが、三回2死二塁となって森下が突破口を開いた。1ボールからの149キロの内角直球を、肘をたたんで見事に左前へ。チームとして5試合連続の先制で、森下自身も11日の西武戦(ベルーナ)から3戦連続となる先制打で試合を動かした。
これで打点は「47」に。並んでいた佐藤輝をかわしてついに両リーグ単独トップに立った。打率・280(セ10位)、11本塁打(同2位タイ)と、3部門すべてで結果を残している。
この日発表されたオールスターのファン投票中間発表でも、セ外野手部門で51万7733票を獲得。12球団最速となる50万票突破への御礼の一打を放ち、東北・仙台にまで詰めかけた虎党を沸かせた。
しかしチームは痛恨の4戦連続逆転負けの4連敗。2―3の九回には1死二、三塁と絶好のチャンスで森下に打席が回るも、2ボールからのクローザー・則本の直球を打ち損じ。一邪飛に倒れ、悔しそうにバットを地面に投げつけた。
走者をかえせなかった責任を感じながらも、「切り替えてやります」と前を向いてバスに乗り込んだ。この思いを糧に、次戦こそ、虎を泥沼から救い上げる。(中屋友那)