一回、本塁打を放つ阪神・森下翔太=ベルーナドーム(撮影・中井誠) (日本生命セ・パ交流戦、西武4ー1阪神、3回戦、西武3勝、12日、ベルーナ)阪神・森下翔太外野手(24)のパワーは健在だった。完璧に仕留め、バットを一塁側に放り投げる。3試合ぶりの11号ソロで、チームとして4試合続けて先手を奪った。
「甘いボールにしっかり自分のスイングをできた。先制点も取れたので、よかったかなと思います」
一回2死から菅井の直球をひと振り。目の覚めるような弾丸ライナーで左翼ポール際にたたき込んだ。3月のオープン戦では5回無安打投球を許し、自身も三振と併殺打に仕留められていた左腕からの一撃。46打点で、佐藤輝と並んで両リーグトップタイに立った。
さらに3点を追う八回1死一塁での打席では粘って四球を選んで好機を拡大。後続は倒れたが「ランナーをためるしかなかったので(佐藤)輝さん、大山さんにつなぎました」と振り返った。
阪神・森下翔太攻撃で存在感を放った半面、守備では痛恨のミスが出てしまった。1―2の四回1死二塁から、平沼の打球が左翼前に落ちる。森下は二塁走者のスタートを遅らせるために一度グラブを構えるフェイクを試みたが、打球は大きく左翼線側にバウンドして収めることができず。失策で打者走者の三塁進塁を招き、この後適時打で、この走者まで生還されてしまった。
「ちょっと難しかったですけど、もう次がないように。ベルーナは(試合は)ないかもしれないですけど人工芝のグランドはある。切り替えて、明日の試合に挑むしかないと思うので、明日勝って、またいい流れをもってきたいと思います」
反省点としっかり向き合いながらも、落ち込んでいる暇はない。失敗の分は、これからバットで取り返す。(中屋友那)