青学大はプロ注目の中西が圧巻の投球。大会3連覇へ好スタートを切った(撮影・加藤圭祐) 全日本大学野球選手権第4日(12日、青山学院大5-0奈良学園大、2回戦、神宮)2回戦4試合が行われ、史上初の大会3連覇を目指す青学大(東都)は奈良学園大(近畿)に5-0で勝利し、13日の準々決勝に進出した。今秋ドラフト上位候補のエース・中西聖輝投手(4年、智弁和歌山)が7回1安打無失点、8奪三振で勝利に貢献した。東北福祉大(仙台六大学)は東日本国際大(南東北)に4-0で勝利。北海学園大(札幌)、西南学院大(九州六大学)も準々決勝進出を決めた。
待ちに待ったマウンドでプロ注目のエースが輝いた。先発した青学大・中西が7回1安打8奪三振、無四死球。二回から七回までは一人の走者も出さない完全投球で、3年連続となる8強入りの原動力となった。
「初回にピンチを招いた部分はあるので、課題は残っている。初戦なので(点数は)80点」
一回2死二、三塁のピンチをニゴロで切り抜けると、〝無双モード〟に突入した。二回はフォークで3者連続空振り三振を奪うなど、降板するまで相手に出塁すら許さなかった。
10日に行われる予定だった初戦は、雨天により2度の順延。難しいスライド登板にも、今春に6勝を挙げた右腕は「リーグ戦でもあること。そこまで難しくなった」と意に介さなかった。ネット裏で視察したヤクルト・小川ゼネラルマネジャーは「これだけの投球をするだけの能力は持っている。評価は上位の方」と高く評価した。
5連覇を果たしたリーグ戦終了時から、ウエートトレーニングに注力したという中西。約2週間で体重が約2キロ増。「感覚的には体の状態もいい」と一回から150キロ台を連発。持ち味の直球は切れ味十分だった。
チームは大会史上初の3連覇を狙う。13日の準々決勝で、北海学園大と対戦する。「一発勝負のトーナメント戦なので、負けることは絶対許されない」と中西。15日の決勝まで4連戦となるが、絶対的エースとしての誇りをマウンド上で示し続ける。(児嶋基)