(日本生命セ・パ交流戦、楽天4-0中日、3回戦、中日2勝1敗、12日、楽天モバイル)楽天・伊藤裕季也内野手(28)が12日、中日最終戦(楽天モバイルパーク)で今季初の4番に座り、1号ソロを含む2安打2打点で、チームの勝利に貢献した。
「1、2打席目はチャンスで凡退した。気持ちが入りすぎていたので、とにかく1、2球冷静に見ようと思った。何とか気持ちで打とうと思って打席に入った」
1-0の六回先頭。左腕三浦の5球目、130キロのスライダーを捉えてイヌワシ党が待つ左翼スタンドにほうり込んだ。七回にも左前適時打。観衆2万4979人の前で主役を張った。
1点を先制した三回なお1死満塁の2打席目は、空振り三振。「焦っていいことがないのは経験上、分かっていた。冷静に冷静にと努めた」。気持ちを切り替えて、好打につなげた。
この日から下園打撃コーチが1軍に合流。DeNAの2軍時代にもコーチとしてお世話になった。「うまくいかない時期にみてもらった。悪い時の僕のことも知っている。今日も2打席後『全部いけよ』といい意味で大胆に背中を押してくれた」と期待に応えた。
チームは4連敗でストップ。三木監督は「好機で凡退した後に打ったところに成長を感じた。非常に大きなタイムリー、ホームランだった」と持ち上げた。三木楽天が巻き返しに転じる。(広岡浩二)