八回1死満塁で牽制死した一走の阪神・佐藤輝明=ベルーナドーム(撮影・松永渉平) (日本生命セ・パ交流戦、西武4―1阪神、3回戦、西武3勝、12日、ベルーナD)阪神は西武に初の同一カード3連敗を喫した。
痛いプレーが起こったのは3点を追う八回だった。西武4番手・山田を相手に1死から安打と2者連続四球で満塁とし、打席に大山と、一発逆転の大チャンスを築いた。しかし、ここで一走・佐藤輝が痛恨のけん制死。2死二、三塁と傾いていた流れはしぼみ、大山も遊ゴロに倒れてチェンジと、この好機を生かせなかった。
試合後、筒井壮外野守備兼走塁チーフコーチ(50)はこの走塁ミスについて「あれは大きかったですね。あそこは佐藤(輝)だけの責任じゃなくて、僕個人としてもコーチャーとしての配慮だったり、もうひと工夫、声掛けしていかなければな、というところは反省しています。今後あってはならないプレーだし、あれで勝敗を大きく左右したと思うから、そこの責任はしっかりと感じながら取り組むしかないですね」と振り返った。
虚をつかれた佐藤輝だけを責めるのではなく、普段から一塁コーチャーを務める立場でもある走塁部門のチーフとして反省を口にし、全体での意識の徹底や再発防止を誓った。
また、この日は守備面でも二回に右翼・佐藤輝が右中間への当たりにバウンドを合わしきれずにボールをそらし、失点につながる三塁打としたシーンや、四回には左翼・森下が左前打のイレギュラーバウンドに対応できず後逸するなど、外野守備でも拙いプレーが目立った。
同コーチは「森下のケースにしても、打球に対してもう一つ対応ができていなかったと感じました。(佐藤輝のプレーは)せめてシングルで、と思って(捕球に)行っているけど、その打球に対して対応できなかったな、ということはあります。あそこは輝明自身がしっかりと止めてシングルにするか、あるいはツーベースにするか、という形。三塁打にしている以上、そこはちょっとダメですね」と説明した。
左翼・森下&右翼・佐藤輝の両翼態勢は5月27日のDeNA戦(倉敷)から始まり、この日で15試合連続。交流戦も折り返し地点を迎えたタイミングで、守備走塁の面で見つめ直すきっかけの一戦となった。