九回を託した阪神・湯浅京己(65番)が満塁として降板し、藤川球児監督は苦しい継投を強いられた=ベルーナドーム(撮影・中井誠) (日本生命セ・パ交流戦、西武3x-2阪神、2回戦、西武2勝、11日、ベルーナD)連夜の悪夢! 阪神は2点リードの九回に救援陣がつかまり、西武に2-3のサヨナラ負け。湯浅京己投手(25)が1死から2四死球などで満塁とし、久々の登板となった岩崎優投手(33)も食い止められなかった。6日に石井大智投手(27)が頭部に打球を受けて離脱して以降は鉄壁の救援陣がほころびはじめ、藤川球児監督(44)も「一つの試練がきたのかな」と危機感を口にした。
頼みの男が戦線を離れるなかで、実力者たちが打たれていく。所沢で待っていた、連夜の悪夢。自慢の救援陣がまたも2点リードを守れず、散った。歓喜のウオーターシャワーに湧く獅子たちを横目に、虎ナインは悔しさを抱えて引き揚げる。藤川監督は真正面から向き合わなければならない現状を口にした。
「最後そこで(逃げ切れたら)というところですけど、なかなか、一つの試練がきたのかな、と。またみんなであしたから立ち上がってやろうかな、というふうに思いますね」
九回の攻撃で佐藤輝がソロアーチを架け、流れは完全に虎にあった。その中で2―0の九回を任せたのは湯浅。石井が6日のオリックス戦(甲子園)で頭部に打球を受けて戦線離脱を余儀なくされたこともあって、投手起用に苦悩も募る中での「岩崎も(5月30日以来)登板が空いていた。そういった意味で湯浅から」という起用だった。