ライブBPに登板したドジャース・大谷翔平。談笑するパドレス・ダルビッシュ有、山本由伸(撮影・横山尚杜) パドレス―ドジャース(10日、サンディエゴ)米大リーグ、ドジャースの大谷翔平投手(30)がパドレス戦前に右肘の手術後3度目となるライブBP(実戦形式の打撃練習)に登板した。3イニングを想定し、打者11人と対戦。44球を投げ、安打性1本、6奪三振の快投だった。直球は93―96マイル(約149―154キロ)を推移し、持ち球全ての変化球を投じた。パドレス・ダルビッシュ有投手(38)は一塁ファウルゾーンから山本由伸投手(26)と見守り、多くの球団関係者、選手、スタッフも視線を送った。
ロバーツ監督は大谷の投球に「本当に良かった。直球には伸びがあったし、スイーパーも非常に良かった。対戦したACL(3A)の2人は『球の切れがすごく良かった』と言っていた。素晴らしい1日だった」と笑顔で振り返った。実戦復帰については「必ずしもフルビルドアップする必要はないと思う。今の段階でも十分チームにはプラスになる」と話し、復帰までに必ずしも100球近い球数を消化する必要性はないとした。
また、7月15日(日本時間16日)のオールスター前にメジャー復帰する可能性には「ゼロではない。間違いなくゼロ以上ではある」と話したが、「だたエラトロッシュ医師とトレーナー陣がリハビリプランを主導している。私はただ次のステップを楽しみにしているだけ」と慎重姿勢は崩さなかった。
この日は3Aの打者2人と交互に対戦。それぞれ右、左打ちだったが制球は安定し、変化球だけでなく直球でも立て続けに空振りを奪った。前回同様、打者3、4人置きにイニング間を想定した休息を挟み、3度目の登板で初めて音声で球種やコースを伝える機器「ピッチコム」や投球間の時間制限「ピッチクロック」を使用。さらに実際に走者を二塁に置いて、クイックモーションで投げるなど実戦さながらのマウンドだった。