ライブBPに登板したドジャース・大谷翔平。後方は談笑するパドレス・ダルビッシュ有、山本由伸(撮影・横山尚杜) パドレス―ドジャース(10日、サンディエゴ)米大リーグ、ドジャースの大谷翔平投手(30)がパドレス戦前に右肘の手術後3度目となるライブBP(実戦形式の打撃練習)に登板した。3イニングを想定し、打者11人と対戦。44球を投げ、安打性1本、6奪三振の快投だった。直球は93―96マイル(約149―154キロ)を推移し、持ち球全ての変化球を投じた。パドレス・ダルビッシュ有投手(38)は一塁ファウルゾーンから山本由伸投手(26)と見守り、多くの球団関係者、選手、スタッフも視線を送った。
プライアー投手コーチは大谷の出来に満足そうな表情を浮かべ「空振りを奪えていたのはいい兆候。直球の力だけでなく変化球でも空振りを奪えていた。タイミングを外し、打者を揺さぶることができていた。つまり質のいい空振りを取ることができていた」と称賛し、「3イニング目でも質や球威は落ちていなかったことも重要。フォームが乱れたり、疲労が見えることはなかった」と制球面や安定感も高く評価。現状の仕上がりには「かなり本来の姿に近づいていると思う。見ているだけで言葉がでないほどだった。投げたい球を意図通りに投げられていた」と絶賛の言葉を並べ、順調にリハビリ過程を進む大谷の投球に安堵(あんど)していた。
この日は3Aの打者2人と交互に対戦。それぞれ右、左打ちだったが制球は安定し、変化球だけでなく直球でも立て続けに空振りを奪った。前回同様、打者3、4人置きにイニング間を想定した休息を挟み、3度目の登板で初めて音声で球種やコースを伝える機器「ピッチコム」や投球間の時間制限「ピッチクロック」を使用。さらに実際に走者を二塁に置いて、クイックモーションで投げるなど実戦さながらのマウンドだった。