DeNA先発の東克樹=京セラドーム大阪(撮影・甘利慈) (日本生命セ・パ交流戦、オリックス-DeNA、1回戦、10日、京セラ)一回裏のマウンドに上がったDeNA・東は、しばらく投球練習を続けるしかなかった。固定式の二塁ベースが不安定で、整備員による応急処置が終わるまで試合は再開せず、いきなり水を差された。それでも、いざプレーボールを告げられれば、冷静にアウトを積み重ねる。一、二回と立て続けに三者凡退に斬った。
試合前時点でリーグ2位タイの6勝。順調に白星を伸ばしており「チームの勝ちが一番大事な中、自分にも勝ちがついているのはいいこと」と冷静に語る。交流戦は2023年から自身4連勝中。通算5勝2敗を記録しているが、オリックスには2戦2敗を喫していた。
相手先発の九里との投げ合いは互いに譲らず、スコアボードにゼロが並んだ。均衡が破れたのは五回。東は内角高めに浮いた初球の直球を杉本に捉えられ、先制のソロを左翼席にたたき込まれた。味方が攻撃でチャンスを逃した直後で、何とか踏ん張りたいところだった。
チームの勝ち頭は「僕の力だけではなく、支えてもらっている人たちのおかげ。慢心することなく、チームのために腕を振りたい」と謙虚に口にする。最少失点で粘ろうと力を込めたが、六回に追加点を許した。(鈴木智紘)