世界選手権に向けて出発した阿部詩(左)と阿部一二三 柔道の世界選手権(13日開幕、ブダペスト)に向けて9日、男子66キロ級代表の阿部一二三と、女子52キロ級代表の阿部詩(ともにパーク24)のきょうだいが、羽田空港からそろって出発した。一二三が「コンディションは悪くない。4月から3戦目になるが、体の切れも出てきている」と自信を示せば、詩は「挑戦者として世界一になりたいと思っています」と意気込んだ。
世界選手権に向けて出発した阿部詩(左)と阿部一二三 今大会は昨夏のパリ五輪後、初めて行われる世界選手権となる。「ここからがある意味、ロサンゼルス五輪へのスタートかなと思って挑みたい」と一二三。3連覇を目指す2028年への再出発の大会と位置付ける。優勝を果たせば、日本男子では単独最多の5度目の制覇。しかし、「自分自身が今回、結果を出した先が最多優勝だったらうれしい。そんなに意識しすぎずに戦いたい」と平常心で記録に挑む。
詩にとって開催地のブダペストは17年に世界選手権に初出場し、初の世界一に輝いた地。「本当にシンプルに世界一になりたい。ただそれだけです」。パリ五輪では逃した世界の頂点に思い出の地で返り咲くことを誓った。