勝利した那須川天心(左)=有明コロシアム(撮影・佐藤徳昭) プロボクシング興行「Prime Video Boxing13」(8日、東京・有明コロシアム)バンタム級10回戦はWBC世界同級1位の那須川天心(26)=帝拳=がWBA世界同級6位のビクトル・サンティリャン(29)=ドミニカ共和国=に3-0で10回判定勝ち。11月末に初の世界戦に臨むことが濃厚になった。【観衆=1万2000人】
世界ランカー対決に完勝して世界戦への最終関門は突破したが、那須川は3戦連続の判定勝ちには満足しなかった。
「自分の課題である倒し切るっていうところ。試合になるとなかなかうまくいかない。これが自分の実力」
3回から距離が近づき、4回は左ストレートをヒット。6回には自身が「カエルパンチ」と表現したジャンピング左アッパーで会場をわかせた。元世界王者の輪島功一が得意としたパンチ。ジャッジは99-91、99-91、100-90の大差。勝利とエンターテインメント性を両立させた。
ボクシング転向後7戦目で初めてサウスポーと対戦。メキシコからスパーリングパートナー2人を招聘(しょうへい)し、ジムメートを加えたタイプの異なる3人のサウスポーと拳を交えた。