6日のオリックス戦の九回に広岡の打球が直撃した阪神・石井大智。7日に出場選手登録を外れたが、一日も早い回復が待たれる=甲子園球場(撮影・松永渉平) 6日のオリックス戦(甲子園)で打球が頭部に直撃し、救急搬送されていた阪神・石井大智投手(27)が7日、1軍選手登録を抹消された。球団は同日、状況について自宅で静養していると発表。公示では脳振盪(しんとう)特例措置の対象選手とされ、規定の10日間を待たずに再登録が可能となる。悲劇に見舞われた右腕の回復が待たれる。
オリックス戦に向けた甲子園での試合前練習に石井の姿はなかった。この日、1軍選手登録を抹消された。6日の同戦では同点の九回に登板するも、先頭・広岡の放ったライナーが頭部を直撃。その場に倒れこんだまましばらく動くことができず、担架で運ばれて救急搬送されていた。球団はこの日、石井が病院で受診し、医師の指示のもとで自宅で静養しているとの近況を発表。医師の指示に従って療養をしていくと、今後の見通しについても説明した。
出場選手登録を抹消された石井だが、脳震盪(しんとう)特例措置の対象選手となったことで、通常であれば必要となる規定の10日間を経ることなく再登録することができる。ただ、試合後の藤川監督は「脳震盪のその後の症状は何カ月も後、何年も後に出ることもあります。何日経ったから大丈夫、というものではない。まだまだ何かを言える状況ではないと思います」と話し、引き続き無事を願った。
石井はここまで24試合に登板し、0勝0敗3セーブ、17ホールドを挙げ防御率0・36。抜群の安定感と存在感を示してきた虎ブルペンに欠かせないピースだ。再びマウンドで元気に投げる日を、誰もが待っている。(須藤佳裕)