舞台「先生の背中」の開幕前記者会見に登場した(前列左から)芳根京子、中井貴一、演出担当の行定勲、(後列左から)藤谷理子、土居志央梨、柚希礼音、キムラ緑子、弁毅 俳優の中井貴一(63)、女優の芳根京子(28)らが7日、PARCO劇場(東京・渋谷区)で行われた「先生の背中~ある映画監督の幻影的回想録~」のプレスコールおよび開幕前会見に登場した。
中井演じる主人公の小田昌二郎は、「東京物語」などの代表作を世に生み出した日本映画界を代表する巨匠である故・小津安二郎監督がモデル。本作品では古き良き映画界を小津監督作品へのオマージュを交えたフィクションで表現し、苦悩する名匠の一日を垣間見ることができる。
生前小津監督と親交があったという中井は「〝貴一〟っていう(名前)は(小津)先生がつけてくれて、僕にとってはおじいちゃんみたいな存在」と明かし、「劇場に来てくださったお客さまの一人でも二人でも、帰って小津安二郎の映画を見てみようって思ってくださったなら、恩返しができるんじゃないかなというふうに思います」と主演への意気込みを語っ
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芳根は小田が娘のようにかわいがる食堂の看板娘・幸子を演じる。8日からの公演を目前に控え、「中井さんのお母さまがモデルって聞いてからもうずっと緊張している。私自身6年ぶりの舞台になりますので、一つ一つの公演をしっかり嚙みしめながら楽しんでいけたら」と思いを口にした。