延長十回にサヨナラアーチを放った武岡(左端)を、九回に起死回生の同点2ランを放ったオスナ(中央)らが祝福した(撮影・長尾みなみ) ミラクル逆転劇だ!! ヤクルトは6日、「日本生命セ・パ交流戦」のソフトバンク1回戦(神宮)に延長十回、3-2で今季3度目のサヨナラ勝ち。約2カ月ぶりに連勝を飾った。ソフトバンク・モイネロの前に八回まで球団ワーストの18三振を喫したが、0-2の九回にホセ・オスナ内野手(32)が同点2ラン、延長十回には武岡龍世内野手(24)がサヨナラ弾を放ち、敗色濃厚なムードを一発攻勢で振り払った。
10回、サヨナラ本塁打を放つヤクルト・武岡龍世 =神宮球場(撮影・長尾みなみ)1週間前とはまるで景色が違った。2-2の延長十回1死、武岡が1号サヨナラアーチ。2万9146人の観衆の前でお立ち台に上がり、大歓声を一身に浴びた。
「僕、先週までファームにいたので、ファームでは考えられないような声援ですごくうれしい。人生でサヨナラホームランを打ったのは初めて。人生で忘れられない瞬間だった」
八回までソフトバンク・モイネロの前に18三振。九回までの記録では球団ワーストの屈辱だ。しかし、0-2の九回無死一塁でオスナが左翼席へ3号2ランを放って延長に持ち込むと、3日に1軍昇格したばかりの伏兵が3番手・松本裕の直球を引っ張り、右翼席へ劇弾をたたき込んだ。
主砲の村上、正遊撃手の長岡ら主力が離脱する厳しい状況が続く。武岡は4月下旬からスタメンに名を連ね「この期間に人生を変えたい」と意気込んでいたが、打撃不振で5月18日には2軍降格となり、失意の日々を送った。