陸上・日本学生対校選手権第1日(5日、岡山・JFE晴れの国スタジアム)男子1万メートルはシャドラック・キップケメイ(日大3年)が28分7秒94で連覇を果たした。スティーブン・ムチーニ(創価大3年)が28分8秒43で2位。今年1月の箱根駅伝2区区間3位で8度目の総合優勝に貢献した黒田朝日(青学大4年)が28分9秒18で3位だった。安島莉玖(青学大2年)が28分35秒06で4位。レースは黒田が積極的に引っ張り、7600メートル付近で優勝争いはキップケメイ、ムチーニ、黒田の3人に絞られた。残り1周の合図とともにムチーニが飛び出したが、最後の直線でキップケメイが前に出てそのまま振り切った。
日本勢トップとなった黒田。地元・岡山出身で「地元でホームで走れるということで充実した気持ちで走ることができた」と声援に背中を押され、最後までスパート合戦に食らいついたが、「今季初の公式戦。とにかく順位を意識して走った中で個人的には悔しいかなというレースだった。1000メートル過ぎから留学生が出てくれるかなと思ったが出てきてくれず思ったよりも自分が引っ張る時間が長くなり消耗した。レースのまだまだ難しいところだと思った。最後どうやって勝つしか考えてなかった。最後スピードの部分で負けたので、日本人トップでも悔しさを感じる」と反省した。
今年2月の大阪マラソンではマラソン日本人学生記録(2時間6分5秒)を樹立。フレッシュグリーンの強豪を引っ張る主将は「マラソンを走ってからここで走れるか走れないかで今年一年間変わってくるかというところである程度いい形でまとめられた。今年も箱根まで走り切りたい。チームとしては箱根で優勝することが一番大きな目標。下級生も力をつけてきてくれているので、チーム一丸で最後勝てるように頑張っていきたい」と気を引き締めた。