試合前のDeNA・森敬斗(手前)=横浜スタジアム(撮影・荒木孝雄) (セ・リーグ、DeNA-ヤクルト、8回戦、30日、横浜)期待の若武者2人が横浜スタジアムに帰ってきた。DeNA・梶原昂希外野手(25)、森敬斗内野手(23)が30日、ともに約1カ月ぶりに1軍昇格。梶原が「しっかり結果を残すだけ」と意気込めば、森敬は「やるしかない」と口元を引き締めた。
昨季シーズン途中からブレークの兆しを見せ、26季ぶりの日本一に貢献した2人。今季も梶原は「1番・中堅」、森敬は「8番・遊撃」で開幕スタメンに名を連ねたが、打撃不振で再調整を余儀なくされていた。開幕から18試合連続で1番を任された梶原は、打率・292、16盗塁をマークした昨季のイメージに立ち返り調整を重ね、「いい時間を過ごせた。バッティングも、すごく感覚も状態もいい」と語った。
一方の森敬は、打撃に加えて課題の守備力に重点を置いてきた。「もう一回基礎から見直してやらないといけない。まずは守備だと(2軍の)桑原監督からもずっと言われていた」。抜群の身体能力でファインプレーを見せる一方、悪送球なども散見される。首脳陣の期待が大きい2人だからこそ、一度立ち返る基礎を見つめ直した。
昨季の飛躍を支え、今季は2軍で指導する石井野手コーチは、「彼らの場合は、ある程度までできた部分がある。プレッシャーを含めた精神的なところを整えられれば、今までの部分は戻ってくる」とした上で、「あとは、そこからどれだけ積み重ねて大きなものになるか」と精神的な成長を飛躍のカギに挙げる。期待と重圧を乗り越え、球団を背負う存在へ―。梶原と森敬が全力を尽くす。(阿部慎)
【プロ野球DeNA対ヤクルト】 試合前練習でノックを受けるDeNA・梶原昂希 =横浜スタジアム(撮影・佐藤徳昭)