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DeNA・東克樹が「母の日」に初勝利 5回2失点の粘投に「とりあえず勝ててホッとしてます」

二回無死満塁のピンチを切り抜け、ガッツポーズのDeNA・東克樹(撮影・荒木孝雄)

お母さん、やったぞ! DeNA・東克樹投手(29)が11日、広島9回戦(横浜)に先発登板し、2度の満塁のピンチを切り抜けるなど5回を8安打2失点と粘投。プロ8年目で通算50勝目となる今季4勝目を挙げた。「母の日」の登板は2022年以来、2度目で初勝利。三重・四日市市で試合を見守った母・由紀さん(57)に白星を届けた。試合は4-2で競り勝ち、2連勝。再び勝率5割に復帰した。

孝行息子が、苦しみながら勝利をもたらした。東は今季最短の5回で降板となったが、2失点にまとめ、球団最速となる通算102試合目での50勝到達。3万3578人が見守った横浜スタジアムで要所を締め、割れんばかりの歓声を浴びた。

「僕の体感の中では5回10失点ぐらいの感じ。納得がいかない50勝目です」

笑顔なく振り返ったように、三者凡退は一回の1度だけ。二回以降は4四死球を与えて毎回走者を得点圏に置いた。「ストライクだと思ったものが取ってもらえない。モヤモヤした」。葛藤と戦いながら二、三回の満塁をしのぐ。4―2の五回1死一、二塁では堂林を低めの変化球で投ゴロ併殺打に仕留めた。

「母の日」の登板は、黒星を喫した2022年以来2度目で初勝利。毎登板後に連絡が届く母、由紀さん(57)に毎年、花を贈る。三重・四日市市にある実家の庭で育てることを想定して選んでおり、今年は母の名前「ゆき」にちなみ、ピンク色のカーネーション『ゆきかなで』をチョイス。花言葉「母への愛」を込め、感謝を伝えた。


色めいた庭の様子を写真で送ってくれる母からは先日、幸運の知らせが届いた。庭で2つも見つけた四つ葉のクローバーを撮影した写真付きの連絡だった。このエピソードを披露したことを前日10日に報道で知ったという母から「明日、勝たんかったら知らんで」と冗談交じりに告げられた東は、粘って今季4勝目をマーク。「(投球内容に)多分、厳しい言葉が来ていると思いますけど、とりあえず勝ててホッとしてます」と表情を緩ませた。

勝率を再び5割に戻したチームは4月25日以降の5カードで10勝4敗。1試合の中止があった5月2~4日の巨人戦を除き、4カードで勝ち越した。

東は23敗という少ない負け数で50勝に達し、勝率・685。「ちょっとずつ積み重ねた結果。とりあえず50という節目の数字にはなったけど、これで終わりじゃない。これからも勝ち星を伸ばせるように。先発としてイニングをもう少し、しっかりと投げたい」。母の日に白星を届けてもなお、納得の二文字はなかった。(阿部慎)

★日焼けが悩み

東が苦しんだのは投球だけではない。4日の前回登板から、マウンドでの顔の日焼けに苦しんでいる。この日も登板後は顔が真っ赤に。普段からスキンケアに気を配るが、登板時は日焼け止めを塗らずに投げてきた。11月に30歳となるサウスポーは「体が変わったのか、去年はそんなことはなかった」と悩ましい様子で、「病院に行ってきます」と言って球場を後にした。

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