(パ・リーグ、西武-ロッテ、2回戦、9日、大宮)ロッテ・高部瑛斗外野手(27)が好調だ。8日は3安打2打点。9日の試合前時点で打率・313、得点圏に限れば・444と勝負強さを発揮しているスピードスターはこの日、昨季2度だけだった5番で起用された。
「6番・中堅」で先発出場した8日の西武戦は第2打席の中前打を皮切りに、三塁前バント安打、右翼線二塁打と固め打ち。打線の推進役を果たした。「打順が下がれば打点を求められると思う。自分に与えられた仕事を全うしたい」と話していた通りの活躍だった。
昨季は76試合の出場で打率・300に達し、今年3月の侍ジャパン強化試合・オランダ戦で日本代表に初招集された。第1戦では六回2死満塁の場面で中前2点打を放つなど持ち前の勝負強さを発揮。この日も試合前のフリー打撃では右翼席場外まで運ぶアーチも披露し、喝采を浴びていた。
俊足巧打に加え、外野で広大な守備範囲も誇る。何でも器用にこなすイメージがあるが、打撃練習では「良いと思った感覚が、すぐに消えちゃうんです。バッティングって分からない…」と吐露するなど後ろ向きな発言が多い。いまやロッテの主力となった高部だが、常に抱き続ける危機感こそが原動力だ。(片岡将)