矢崎は慶応高、慶大を経て17年にドラフト1位で広島に入団。23年には54試合に登板するなど通算149試合に登板した実績十分の救援右腕だ。8年目の今季は26試合で1勝1敗、防御率3・60、10ホールド。ヤクルトの本拠地、神宮球場は東京六大学リーグで使用しており、縁もある。
高津監督は「もちろんリリーフ」と起用法を明言。「非常に特長のある投手。特長を生かせる場面で登板させてあげたい。長所は球の強さとフォーク(ボール)」と期待した。2年連続リーグ5位の今季、チーム防御率3・64はリーグワースト。投手陣の整備が急務で「優先順位はやっぱり投手」と明かした。
過去2回では成功例がある。第1回の細川成也(DeNA→中日)は2年間で47本塁打を放ち、今季はベストナイン賞を受賞。大竹耕太郎(ソフトバンク→阪神)は2年間で23勝を挙げた。第2回の水谷瞬(ソフトバンク→日本ハム)は今季交流戦MVPを獲得するなど打率・287、9本塁打とブレークした。
「移籍するのはとてもいいこと。現役ドラフトも成功例がいくつでもあるので、今回も成功者がたくさん出てくることを望んでいる。(矢崎も)もちろん、そうだと思って指名させていただいた」と高津監督。覇権奪還に向けた戦力として、期待がかかる。(赤尾裕希)