ロッキーズ戦の6回、54号3ランを放つドジャース・大谷=デンバー(AP) ロッキーズ4-11ドジャース(27日、デンバー)米大リーグ、ドジャースの大谷翔平投手(30)は「1番・DH」でフル出場し、六回に4戦ぶりとなる54号3ランを右越えに放った。二回には二盗を決めて今季57盗塁とし、2001年にイチロー(マリナーズ)がマークした日本選手のシーズン最多56盗塁を塗り替えた。「54本塁打、57盗塁」まで記録を伸ばした。5打数4安打4打点、2得点の大暴れで、打率を・309に上げた。本塁打と打点王争いでナ・リーグトップを独走する大谷は、打率でも首位のアラエス(パドレス)に5厘差に迫り、三冠王を視界に捉えた。ドジャースは大谷が打線をけん引して、2桁得点で大勝した。
ナ・リーグ西地区3連覇を決めてから一夜明け、大谷が観客の度肝を抜くアーチをかけた。6ー2の六回無死一、三塁で回った第4打席。フルカウントから右腕モリーナが投じた真ん中高めに浮いたチェンジアップを完璧に捉えた。大きな放物線を描いた打球が2階席に吸い込まれた。選手のパフォーマンスを映像で解析する「スタットキャスト」によると、飛距離は436フィート(約133メートル)、打球速度は103・4マイル(約166・4キロ)を計測。敵地ファンから「MVP!」コールが沸き起こるほどの、強烈な一発だった。今季の打点を130に乗せて、9-2と大きくリードを広げた。
一回先頭の第1打席は今季8勝の右腕クワントリルと対戦。初球の外角高めのツーシームをたたきつけたが、遊ゴロに倒れた。
ロッキーズ戦の2回、二盗を決めるドジャース・大谷。今季57盗塁とし、イチローを抜いて日本選手のシーズン最多記録を更新した=デンバー(AP)8番テーラーの適時打で3-1となり、二回1死一、二塁で回った第2打席はカウント2-1から、外角のスプリットを両腕を伸ばして一、二塁間にはじき返して、10戦連続安打となる右前適時打を放った。なお一、三塁から、ベッツの2球目に大谷は二盗。今季の盗塁数を57に伸ばし、34回連続で盗塁を決めた。三走テーラーも本盗をマークして5-1とリードを広げ、捕手の二塁悪送球も重なり大谷は三進。ただ、後続が断たれ、大谷は残塁となった。
7番パヘスのソロで6ー1となって、四回1死一塁で回った第3打席は代わったばかりのモリーナと対戦。カウント2-1から内角低めのカーブを引っ張り、鋭いライナーで右前に運んだ。一、二塁と好機を広げたが、後続が凡退した。
10ー3の八回先頭の第5打席は左腕ペラルタと対戦。初球の真ん中低めの95・1マイル(約153キロ)直球を鮮やかに流し打ちし、二遊間を抜いて左中間二塁打とした。今季99本目の長打とし、メジャー史上13人目(同16度)となるシーズン100長打にあと1に迫った。さらに、途中出場して2番に入ったキーアマイヤーの右前適時打で、二走大谷が11点目のホームを踏んだ。ド軍がロサンゼルスに移転した1958年以降では球団最多の133得点とした。