練習も半ドンでバタバタするキャンプ最終日。虎番キャップ・新里公章だけは落ち着いていた 阪神春季キャンプ(27日、沖縄・宜野座)連覇へと踏み出すキャンプが、ついに最終日を迎えた。とにかく天候に恵まれた日々だった。
虎番の須藤佳裕がしみじみ振り返る。「第2クール3日目だった8日だけ雨が降りましたが、その日も午後から屋外でフリー打撃ができていましたね。雨でやられたときのために、靴を2足用意していたんですが、ついに使わなかったです」。実戦も全試合が無事に行われ、選手たちの調整も順調そのもの。過去最高のキャンプだったのかもしれない。だが、虎ソナとしては、その裏で懸命の対応に追われていた男たちがいたことも、しっかりと記しておきたい。
「天候に恵まれたキャンプ」は、沖縄でもグラウンド整備を指揮してきた阪神園芸の金沢健児甲子園施設部長にとっては「雨が少なすぎるキャンプ」だったのだ。
「例年であれば、暖かいと雨が降りやすくて、寒いと雨が降りにくいという感じだったけど、ことしは違った。暖かくて雨が降らなかったね」
例年、前の年の秋頃にも宜野座を訪れてグラウンドの状態などを確認するというが、今回のキャンプに関しては、それ以降から予想外が続いたのだという。
「例年であれば、12月や1月に雨が多ければ2月が少なくて、逆ならば2月に降るという感じが多かったんだけど、ことしはそれも違った。全部覆された感じやったね」
那覇方面から沖縄自動車を走ると、宜野座ICで降りる直前で左手に金武ダム湖が見える。たしかにそこも大部分で赤茶色の土がむき出しになっていて、かなり水が干上がってしまっていた。那覇出身の虎番キャップ、新里公章によると地元・沖縄のニュースでは連日、水不足が報じられていたという。