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阪神・森下、虎新人61年ぶり!2戦連続打点 藤井栄治以来2人目「しっかり捉えられた」

一回、先制二塁打を放った森下。新人の一打で主導権を握った(撮影・長尾みなみ)

(SMBC日本シリーズ2023、阪神4x-3オリックス、4回戦、2勝2敗、1日、甲子園)やはり猛虎打線のカギは森下だった。1、2番が作ったチャンスを仕留めるのがこの男の役目。流れに身を任せて快音を響かせ、一直線に左中間フェンスへぶち当てた。二塁で上げた雄たけびが、虎の逆襲を告げる合図だった。

「左ピッチャーを課題にしていて、しっかり捉えられてよかった。1本昨日出していたので、その流れはあった」

一振りで試合の流れを引き寄せた。近本が左前打、中野が犠打で送って1死二塁から、山崎福のフォークを完璧にとらえた。もう少しで本塁打という打球は音を立ててフェンスに跳ね返る二塁打。自身今シリーズで初めてとなる長打で先制した。

10月31日には七回に1点差に迫る2点打でシリーズ初打点。阪神の新人の2戦連続打点は1962年の藤井栄治以来2人目となり、61年ぶりに虎史に名を刻んだ。

激戦の中で、自身の役割とチームに与える影響をひしひしと感じていた。第2戦まで9打数1安打に抑えられ、打線にストップをかけていたが、第3戦では3度の出塁で塁上をにぎわした。

二塁に到達した森下はガッツポーズで喜びをあらわにした

「3番を打っているので、前後にランナーを出してくれる場面だったり、自分が出してチャンスで返してくれる場面が増えてくる打順。出塁することでコトが起きるかなと感じました」

出塁率が高い近本と中野とが前を行き、後ろには勝負強い大山がどっしりと構える。その間を打つ森下が打てば勝利に近づく。1死一、三塁で回った最終打席は敬遠を申告させ、大山のサヨナラ打を呼び込んでみせた。 「軸となる選手になんとか回せば、なにか起きる。今日はすごく価値のある勝利。甲子園でもう1試合できるので、勝って京セラに臨みたい」

38年ぶりの日本一まであと2勝。打線の要としての宿命を背負い、勝利に導いていく。(中屋友那)

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