元プロレスラーで総合格闘技プロモーター、前田日明氏(64)が、18日に配信された元フジテレビのフリーアナウンサー、田中大貴(43)のユーチューブチャンネルに出演。自身がプロデュースした格闘団体「THE OUTSIDER」(ジ・アウトサイダー)を立ち上げたきっかけを明かす場面があった。
同団体は2008年に「不良に更生のチャンスを与える」ための格闘技イベントとして発足。大きな話題を呼び、総合格闘家、朝倉未来(31)、朝倉海(29)らを輩出した。
田中が「アウトサイダーをやろうと思ったきっかけってどういうところからなんですか?」と聞くと、前田氏は「当時、自分は49~50歳。遅い結婚をして子供も授かって『幸せだな』って。その時、自分を振り返って、あの時、プロレスとか入ってなかったらどうなっていたんだろうって考えたら、ゾッとしたんですよね」と振り返った。
そこで「何かお返しはできないか?」と考えていたところ、「たまたま九州で天下一武闘会っていう、地下格闘技のはしりみたいなのがあったんですよね。そこに九州を制した暴走族の総長がいて。その人が仲間たちのガス抜きのため、リングを借りて、やっている大会だった。それ見て面白かったんですよね」と回顧。その大会は「何より全員に華があった」という。
これを東京でやりたいと思った前田氏だが、その九州の大会が大荒れだったため、「暴動みたいになったらどうしよう。一生会場を貸してもらえないんじゃないか」と迷いもあった。しかし、「頑張ってやってみるか」と思い直し、「THE OUTSIDER」を立ち上げたと明かした。