大相撲秋場所8日目(17日、両国国技館)3大関が今場所初の総崩れとなった。新大関豊昇龍(24)は宇良(31)にはたき込まれて5敗目。かど番の2大関は貴景勝(27)が小結翔猿(31)の押し出し、霧島(27)は隆の勝(28)の突き出しに屈し、ともに3敗に後退した。
9日目にNHKでテレビ解説を務めた舞の海秀平氏(55)=元小結=は「大関陣、ふがいないですよね。これはファンも心配しますし、相撲協会としても深刻になってきましたよね」と危惧していた。
■舞の海 秀平(まいのうみ・しゅうへい)本名・長尾秀平。昭和43(1968)年2月17日生まれ、青森県出身。木造高―日大を経て平成2年、出羽海部屋に入門。同年夏場所幕下付け出しデビュー。3年春場所新十両。同年秋場所新入幕。最高位は小結。幕内通算241勝287敗12休、技能賞5度。11年九州場所で引退。現在は大相撲中継の解説のほかスポーツキャスターでも活躍。