日本インカレ・男子1600mリレーで優勝した東洋大。左から小川大輝、鈴木碧斗、臼木隼哉、中島佑気ジョセフ 陸上・日本学生対校選手権最終日(17日、埼玉・熊谷スポーツ文化公園陸上競技場)男子1600メートルリレーは東洋大が3分4秒08の大会新記録で優勝した。
3走までは早大がトップだったが最終走者へつなぐ際にバトンを落として大きく後退。2番手だった東洋大もアンカーの中島佑気ジョセフ(21)=東洋大4年=へのバトン渡しがもたつき、第1コーナー付近では筑波大と城西大が前に出たが、最後は中島が抜き返して挽回した。東洋大は目標にしていた日本学生記録(日大、3分3秒71)にはわずかに届かず。中島は「バトンミスをしてしまって相当タイムをロスしてしまった。最高のメンバーだったので残念」と肩を落とした。
日本インカレ・男子1600mリレーに出場した中島佑気ジョセフ(左)2022、23年には世界選手権で日本代表を務めた21歳。最後のインカレを終え、「鉄紺を背負ってマイルに出せてもらって感謝している」と中島。今後は30日からの日本グランプリシリーズ「Yogiboアスレチックスチャレンジカップ」(新潟)に出場する。個人のレースでは今季ラストになる予定で、「いい締めくくりができれば」と前を向いた。