エンゼルス6-9レイズ=延長十回タイブレーク(18日、アナハイム)米大リーグ、エンゼルスの大谷翔平投手(29)は「2番・DH」でフル出場し、二回に2戦連発となる43号満塁本塁打を右越えに運んだ。メジャートップのオルソン(ブレーブス)に並び、ア・リーグでは2位ロベルト(ホワイトソックス)との差を11本に広げた。満塁本塁打は2022年5月以来、自身2度目で、メジャー通算170本塁打とした。一回には内野安打も放ち、連日の複数安打をマークして5打数2安打4打点、2得点だった。打率は・308。エンゼルスは大谷の満塁弾を生かせず延長戦で屈し、借金3となった。
レイズ戦の2回、43号満塁本塁打を放ち塁を回るエンゼルス・大谷=アナハイム(共同)大谷が地元ファンを熱狂させる豪快な満塁アーチを放った。1-1の二回2死満塁で迎えた第2打席。1ボールから右腕ラミレスが投じた真ん中高めのカットボールを振り抜くと、ライナー性の打球が右翼スタンドに飛び込んだ。打たれたラミレスも思わずしゃがみ込むほどの痛烈な当たりだった。MLB公式サイトのデータ解析システム「スタットキャスト」によると、飛距離は389フィート(約119メートル)、打球速度は102・1マイル(約164キロ)を計測。大谷は総立ちになったファンの大歓声を浴びながら、左手人差し指を突き立ててダイヤモンドを一周した。
レイズは救援投手の継投でつなぐ戦術「オープナー」を採用し、大谷は1点を先制されて回った一回1死の第1打席でラミレスと対戦。カウント1-1から外角チェンジアップにタイミングを崩されながら右手一本ではじき返し、右翼線への打球に飛び付いた一塁手を強襲する内野安打を放った。2死後、4番ムスタカスの適時二塁打で大谷は同点のホームを踏んだ。
4点差を追い付かれて回った五回1死の第3打席は右腕アームストロングと対戦。カウント2-2から外角に流れるツーシームにバットが空を切り、三振だった。大谷は首を振り何かをつぶやきながら、ベンチに戻った。
7月のドラフトで1位指名(全体11位)されたばかりの1番シャヌエルがデビュー戦でメジャー初安打を放ち、七回1死一塁で回った第4打席は右腕アダムと対戦。カウント1-2から外角に逃げるボール球の速球を振らされて、三振に倒れた。ただ、暴投を挟んで3番ドゥルーリーの適時二塁打で、エ軍が6-6の同点に追い付いた。
6-6の九回1死一、二塁のサヨナラ機で迎えた第5打席は右腕フェアバンクスと対戦。本拠地のボルテージは一段と高まったが、カウント1-2から真ん中低めにワンバウンドするスライダーに手が出て、3打席連続の空振り三振を喫した。続くドゥルーリーも凡退し、試合は延長戦に突入。ただ、十回に3点を勝ち越されて、エ軍は力尽きた。