テニスの全仏オープン車いすの部男子シングルス決勝でプレーする小田凱人=10日、パリ(共同) テニスの全仏オープン車いすの部は10日、パリのローランギャロスで行われ、シングルス決勝は男子で第2シードの17歳、小田凱人(東海理化)が第1シードのアルフィー・ヒューエット(英国)に6―1、6―4でストレート勝ちし、同種目で四大大会史上最年少制覇を決めた。
主催者によると、大会後の世界ランキングでは現在の2位から史上最年少での1位に浮上することが確定した。
女子は第2シードの上地結衣(三井住友銀行)が第1シードのディーデ・デフロート(オランダ)に2―6、0―6で敗れ、3年ぶり5度目の優勝を逃した。
上地はコタツォ・モンジャニ(南アフリカ)と組んだダブルス決勝ではデフロートとアルゼンチン選手のペアを6―2、6―3で破り、優勝した。(共同)
◆小田凱人の話 「チームや家族、ファンなど全ての方に感謝している。初めて見た方はこの試合をきっかけに、これからも応援してほしい」
◆上地結衣の話 「シングルスでは期待していたプレーができなかった。ダブルスは全く違う試合だが、対戦相手の一人が(シングルスと)同じだったので、パートナーとどう戦おうかと話して、うまくいった」