日体大の長距離競技会が10日、横浜健志台キャンパスで行われ、男子5000メートルに駒大の白鳥哲汰(4年)が出場し、13分41秒39をマーク。自己ベスト(13分46秒78)を更新し、「13秒30秒台を出さないと。ふがいない部分もある」と反省しつつ、「最低限はクリアできた」と評価した。
埼玉栄高2年時に全国高校駅伝のエース区間で区間賞を獲得するなど活躍したが、箱根では大学1年時に1区15位、2年時に7区10位。昨年は三大駅伝出走なしで「(昨年は)一回もろくなレースができなかった。けがもあったが気持ちの部分もあった。走れず落ち込んでしまいもったいなかった」という。
「入学してから3年間足を引っ張ってばかりだった。(鈴木)芽吹がキャプテンにもなって、柱がいる中で柱に食らいついていきたい」と白鳥。約2年半ぶりに自己ベストを更新し、長いトンネルの先にようやく光が見えてきた。「駒大にいた印を残したい。足を引っ張った分存在感のあるレースをしないといけない」と気持ちを奮い立てた。